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官房長官が記者会見で文科相は間違っていない [時事寸評]

という趣旨の発言をした。8日。

ちょっと曖昧なので、記事から引用すると、

田中真紀子文部科学相が秋田公立美術大(秋田市)など3大学の新設を不認可と判断しながら認可に転じた問題について、「閣僚として間違ったことをしたとは多分誰も受け止めていない」と述べ…

「閣僚として」の意味も分りにくいし、「多分誰も受け止めていない」という言葉はまさに政治的表現というか、実際間違ったかどうか言ったことにはならないんだろうな、これは。 マスコミは「間違ってない」という見出しで報道するけど。

マスコミという言葉が出たのてちょっと気になっていることを。 今回の騒動、不認可という判断の裏には、税金の無駄遣いを減らすという目的があるのですよね?

つまり、大学を設立すると、助成金などの名目で、お金がもらえる。税金からだ。 確か、1校あたり年間1億円とか、そういうオーダーだったと思う(要確認)。 このお金をあてにして大学を設立するのは、少子化と財政難の現状から考えてどうなのか。 しかも、判断するのが殆ど大学関係者というのは、仲間同士という見方もできるし、助成金を受け取らせない方向へのバイアスはかからないだろうから、そういった所を見直すべきではないか。 そういう背景。

しかし、マスコミは大学を作ると税金が使われる、という話を殆ど報じない。 ググったら、中国新聞の社説のページに、次のような言葉が出ていた。報道ではなく社説のところである。

私立大に対する経常費補助金だけでも本年度は3200億円を超えている。

(大学「不認可」騒動 せめて改革への弾みに - 社説 - 中国新聞)

そういう桁ですよね。で、どんどん大学を作ると、この金額もどんどん上がってしまう。それでいいんですか、というのが文科相の騒動の発端だったと思うのだけど。

賛否両論のこの騒動、国民はそのことを想定した上で考えているんだよね? つまり、税金を使ってでもどんどん大学を作れ、という話なのかということ。


タグ:大学 不認可
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