日本未来の党が分裂 [時事寸評]
することになった。27日。
今、28日の午前11時頃である。 未だに日本未来の党の公式サイトに、この重要な報告が一言も掲示されていない。 「党の主なニュース」の最新の記事は、12月2日の「政党ポスター、ＣＭを発表しました。」である。 しかも、トップページのそのリンクをクリックすると、動画コーナーにジャンプするのだが、何を考えているのだろうか? サイトマップも見当たらないし、よく分からないけど、ともかく、昨日のことも処理できないような党が「未来への約束」と言っても信用するような人は、日本国民以外にはいないと思う。
とにかく、この党は、先の選挙で結構な数の国民が支持したのだ。 比例代表で何票入ったのか? ちなみに、公職選挙法第六条の２。
中央選挙管理会、都道府県の選挙管理委員会及び市町村の選挙管理委員会は、選挙の結果を選挙人に対してすみやかに知らせるように努めなければならない。
法律でそうなっているので、総務省が選挙結果を「すみやかに」知らせるページを公開している (総務省｜衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査結果調) のだが、 12月28日現在、前回の選挙結果はまだ1文字も公開されていない。 日本の政治家って、インターネットという言葉知らないのかな?
おそらく、すみやかという言葉の意味は、一般的な用法ではなく、ソフトウェア開発で使うのと同じなのだろう。 エクセルのために XLS 形式に変換するのに手間がかかるというのなら、こんなのプログラム組んでおけば1時間もかからないだろうし、私が請け負ってもいいけど。 ていうか、こんなデータを XLS 形式で発表するというのはマイクロソフトから献金でももらっているのだろうか? CSV とか普通に空白区切りのテキストで発表すればエクセルを買わなくても内容を確認できるのに、まあでも私は OpenOffice 使っているのでどっちでもいいですが。
発表されているのがどんなにすごいシートなのか、以前の選挙結果をご覧になれば分かるとおもう。 プロの方は、これでいくらなのか見積もれるはず。 やっぱり、1件あたり数百万円かかりますか?
冗談はこれ位にして、日本未来の党だ。 てなわけで正確な得票数が検証できないのだが、大手マスコミの報道では342万票という数字が出ているので、このあたりだろう。 これだけの票を集めておいて、選挙が終わったらすぐに離党というのはどういう神経なのか。
各社報道やブログの意見を見ても、ふざけるなとか、裏切りだ、キツいのは詐欺だとまで非難している。 ある意味もっともだ。 しかし、個人的にはむしろエールを送りたいのだ。 もちろん、選挙で票集めのために共同戦線を張り、終わったらさっさと離脱。 モラルとして有り得ないというのは誰でも分る。 だからこそ、その人道的に有り得ないことを平然とやってのける、その根性と利益第一主義の人達、そこに日本の活路があるのではないか。 常識的なことをやっていては、今の日本はダメだ。 一般に良いとは考えられていないことも平気でやれる、有権者の気持ちも顧みない、そういう人が今後の日本には必要なのかもしれない。
だから、離党する人達のお名前を覚えておいて、次の選挙では思い出して欲しい。 このブログには個人名は基本的に出さない主義なのでそうしているが、今回はよく覚えて欲しいので、あえてはっきり書かせていただく。 小沢一郎さん、亀井静香さん、特にこのお二人には注目してください。
コメント 0