透明人間になったら何をしたいか [時事寸評]
というお題に「人を殺す」や「強盗する」のような回答を載せたまま卒業文集を発行した小学校が、 回収、差し替えの上で再配付するという出来事が岐阜県の小学校であったと、 27日のMSN産経ニュースが報じた。
さて、報道の表現によれば、
不適切な内容の回答を乗せたまま
というのだが、あえて言いたいのだが、 「人を殺す」と書いたことのどこが不適切なのだろうか。
もともと人間は残酷なもので、子供というのはさらにそうである。 もちろん、殺人は今の日本では違法行為だし、モラルとしても許されるべきものではないと思うが、 これは「透明人間になったら」という、有り得ない前提条件の下でのことだ。 実際にやりたいというのではなくて、あくまでフィクションなのである。 実際、透明人間が不適切な内容のことを実際にやってしまう小説、映画、コミック等は山のようにあるし、 逆に良いことをする透明人間ってあまり記憶にないなぁ。
もしかして、せっかく透明人間になれたのに強盗するのはバカだという話だろうか? 普通、脅さなくても盗めるはずだし。 ていうか、透明人間がどうやって強盗するというシナリオなのだろう、それの方が興味あるぞ。
不適切とされた児童7人に対しては、
よく考えてもう一度答えるよう
指導したという。 ちなみに、報道には「有名人に会う」などに差し替えたと書いてあるが、 透明人間になってこっそり有名人に会うって悪質なストーカーのような気もするけど、 差し替えの時点で透明人間という前提条件は跡形もなく消え去っているのかな。そうかもしれない。
そして、指導した先生たち、文集で人を殺すと書いた児童の気持ちを考えたことはあるのだろうか? なぜそんな事を書かなければならなかったのか、そこが一番肝心なところだと思うのだが。
透明人間になったら…卒業文集に「人を殺す」「強盗する」 小学校が回収 - MSN産経ニュース
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