東京電力が値上げの根拠となった原油価格を1ドル107円の為替レートで計算 [時事寸評]
していたことが分かったと、1日、テレビ朝日が報じた。
値上げに対しては埼玉県が説明を求める要請書を公開している。 これによると、要請書の目的は、
東京電力の突発的、一方的な電気料金値上げに対して、具体的な根拠や経営合理化策の開示を求めたもの
(東京電力株式会社の電気料金値上げに対する埼玉県の主張 - 埼玉県ホームページ)
となっているのだが、それでも東京電力は値上げの根拠となった試算方法を公開していない。 そのごく一部が出てきたら、為替レートをドル107円で計算しているというのだから、ネットでも各所で驚きの声が上がっている。 今は1ドル80円程度だから、 確かに1ドル107円で計算しましたというのが公開できないというのは納得できる。 しかし原油価格は上がっているからという説もあるのだが、だったら計算方法を公開してこうなりましたと発表すればいいだけの話で、それができないというのは、要するにそういうことだとしか思えない。 考えてみれば、常識的に理解できる方法なら、公開しない理由はなにもない筈なのだ。 公開しないのは、どこかに非常識な式があるということだろう。
もしかして、役員報酬とか給与、福利厚生のために非常識な金額が計上されていたりするのではないか、と勘繰りたくなってしまう。
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