AKB48の峯岸みなみさんの丸刈りが英国で「日本の伝統的な謝罪」 [時事寸評]
と報道されたらしい。 2日付の英ガーディアン紙。
実際の報道は次の通り。
She had shaved her head, a traditional act of contrition in Japan, but perhaps a step too far for a 20-year-old woman whose "crime" was to have found herself a boyfriend – 19-year-old Alan Shirahama, a dancer in a boyband.
Japanese pop star shaves head in apology – for night with boyfriend | World news | guardian.co.uk
ネットでは Friday 1 February 2013 11.10 GMT、となっている。 確かに a traditional act of contrition in Japan というのは間違いではないが、女性が自ら丸坊主で謝罪するというのは聞いたことがない。 調べてみると、全くないわけではないが、かなり希であることは間違いないようだ。
伝統としては、刑罰として強制的に丸刈りにするような文化は江戸時代にはあったらしいが、自ら謝罪の意味で丸刈りにするというのは、もっと近代になってからのようである。 もちろん、武士が敗戦の後に剃髪して出家するという史実はあるが、意味合いが違う。 反省して尼になるという話でもなさそうだし。 刑罰としての丸刈りは全世界にあるので、YouTube で公開したことで誤解を生んでいるのではないかと危惧する人もいるようだ。
思い切ったことをやったという点で、インパクトがあったというのは事実だが、既に動画は本人が削除しているようだ。 ファンからの削除の要望が多数あったというので、妥当なところだろうか。
ただ、ご本人は、これが日本文化の批判や体罰の証拠としてのネタに使われてしまう所までは想定していなかったと思うが、既にそのような批判も出ているようである。 一個人がやったことと、AKB48のメンバーがやったことは、やはり影響力も次元も違うということか。 交際発覚は丸刈りになれば許されることなのかもしれないが、それだけでは話が終わらないかもしれない。
峯岸丸刈り、英国で報道「日本の伝統的な謝罪」 - 芸能社会 - SANSPO.COM（サンスポ）
丸刈り動画を削除 ＡＫＢ４８の峯岸さん - MSN産経ニュース
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