みのもんたさんの次男が起訴猶予処分 [時事寸評]
となった。29日。東京地検。 本人は日本テレビの社員だったが、既に解雇されている。
先に書いておくけど、起訴猶予になった理由が、
偶発的な犯行で、会社を解雇されるなど社会的制裁を受けている。反省もしている
社会的制裁が起訴猶予の理由になるのって、どうも釈然としないんだよな。 理屈は分かるんだけど、何か不公平な感じがあって。
さて本題だけど、 みの氏ご本人が記者会見を行っている。 割と詳しい記事はこれ。 【みのさん降板会見ライブ】(1)「世間を騒がせ、申し訳ない」「なんであのバカ息子が」+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
みの氏もそうだし、当初の報道で大勢が同意権だったのが、30を過ぎたいい大人に対して、その親が責任を取る必要はないのでは、という考え方だ。 それが、記者会見の中では、
そのうち、どこか間違っていたのかなと思うようになった。どこが間違っていたのか。 それはやっぱり育てた奴、育てた私の育て方に問題があった。 私という人間性に問題があったんじゃないか。 やっぱりそれは、責任という言葉を使うなら、私に世に送り出した責任があると思いました。
(【みのさん降板会見ライブ】(3)「ジャーナリストにあこがれていた」「次男とは話していない」+(1/2ページ) - MSN産経ニュース)
もしご本人が、子供に対して「人のものを盗め」というような教育をしたり、子供が万引きで捕まったときに「今度はうまくやれ」と言ったりしていたのなら、それはもちろん責任があると断じてよいだろう。
しかし、ある程度の常識的な子育てをしている限りは、やはり、成人してからの責任というのは親には関係ないところの話であるべきだと思うのだ。 何故かというと、人間の性格とか自我のようなものは、親だけでコントロールできるようなものではないからである。 自意識を持つようになってからの人格形成には、大勢の人間、環境が影響する。親ができることにも自ずから限界というものがある。 本当にその人が出来心で他人の物に手を出すような人間になってしまったとして、その責任が本当に親にあるのか、そこに疑問を感じるのだ。
もちろん、今回の場合、ご本人がそれをしていなかったと自覚して反省しているのかもしれない。 長い時間をかけて考え方を改めたのだから、何か気付いたのだろうか、 そこは第三者には分からないのだが、 ご本人が「私という人間性に問題があったんじゃないか」と言っているのがどうもひっかかるのである。
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