京都市議会が橋下氏の発言の撤回と謝罪を求める決議を可決 [時事寸評]
したそうだ。29日。
橋下氏のインタビューを見ていると、撤回しないのかという質問に対して、「どこが間違っているか指摘して欲しい」と何度も返答している。 でも、どこが間違っているという指摘を見たことが一度もない。 ここが間違っているから撤回しろ、そういえば済むだけの話なのだ。 現に米兵に対する風俗の話、文化や意識の違いということで理解した後すぐに撤回、謝罪している。 こういうところは弁護士だけあってドライというか、論理的に正しい方を採用するという態度だけはゆるぎない。
だから、ここが違うと指摘すればいいのに、誰も指摘しない。京都市議会もしてない。 決議の内容はこうだ。
去る5月13日に,日本維新の会共同代表・橋下徹大阪市長は,「第二次世界大戦当時は慰安婦制度が必要だった」との発言をした。
この発言は,米軍幹部に対する発言も含めて,女性をはじめ多くの人々の人格を否定し,人権を侵害するものである。 よって京都市会は,橋下徹大阪市長に強く抗議し,そのような発言の撤回と謝罪を求める。
意味不明でしょ? 私に一番分からないのは「女性をはじめ」という表現の「はじめ」なんだけど、それはおいといて、 「第二次世界大戦当時は慰安婦制度が必要だった」という発言が間違っているというのなら、 なぜ終戦後の日本にも米軍相手の慰安所が設置され、 その後、売春禁止法ができるまでの間、売春が日本で合法的なビジネスだったという事実が説明できないと思うのだが…
まあとりあえずそれもスルーするとしても、それを指摘することがなぜ「女性をはじめ多くの人々の人格を否定し,人権を侵害する」のかが分からない。
当時の慰安所が「当時の女性をはじめ多くの人々の人格を否定し,人権を侵害していた」というのなら分かりますよ。 それは橋下氏も否定していないし「よくない」とまで言ってるのだから。 だいたい、ここで言う「人権」って何なんですか。 世界人権宣言が採択されたのは1948年、終戦の3年後だ。 まだ今のような人権という考え方が曖昧だった時代に、実際に人権を侵害し、女性の人格を否定する行為が行われていたという歴史を指摘することが、なぜ「人権を侵害する」という現在の行為にすりかえられてしまうのだろうか?
もしかして、「必要かどうか」と「良いか悪いか」ということが別の話だというのが分からないのだろうか?
そういえば関係ないけど、京都ってノーパン喫茶発祥の地なんですよね。
ノーパン喫茶は必要だったのだろうか?
橋下氏「慰安婦発言」 撤回求める決議可決 京都市議会 - MSN産経ニュース
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